icon 日本描画テスト・描画療法学会 link
TOP > ご挨拶
ご挨拶

このたび,日本描画テスト・描画療法学会第27回大会を中京大学でお引き受けすることになりました。平成29年9月2日(土),3日(日)の両日の開催となります。初日はワークショップと認定描画療法士研修,懇親会,二日目は研究発表,総会,特別講演,シンポジウムを予定しております。

第27回大会のテーマは「イメージと想像性」としました。描画には描き手のさまざまなメッセージが含まれています。表現された作品は描き手の記憶や体験が一つのイメージとして集約されたものであり,描き手の心の形とみなすことも可能です。また,描画療法はイメージを共有する作業であるとも言えます。これまでに描画テストの有用性や描画療法の効果について論じられてきましたが,その前提となるイメージについて改めて考えてみることには意味があると思います。また,イメージは描き手の想像性とも深く関わっていますが,非言語的なイメージを受け取り,理解するためには専門家の想像性も不可欠なものです。イメージを媒介にした関わりにおける想像性の役割についても考えてみたいと企画しました。

そこで特別講演では松沢哲郎先生(京都大学高等研究院)をお招きし,「チンパンジーの描画」をテーマにお話いただきます。また,またシンポジウムでは明翫光宜先生(中京大学)から「自閉症の体験世界と描画の関係」について,牧瀬英幹先生(中部大学)から「我々はどこから来たのか,我々は何者か,我々はどこに行くのか ―描画連想法とイメージ―」,加藤大樹先生(金城学院大学)には「表現の多様性からみる創作体験とイメージ」のテーマで話題提供をお願いしています。高橋依子先生(大阪樟蔭女子大学)には指定討論の立場からご意見を頂き,参加者の皆様と「イメージとは何か」という大きなテーマについて取り組んでみたいと思います。

第27回大会では,ワークショップ・認定描画療法士研修や大会の申込みが従来のものに加えてHPからのWEB申込みがご利用いただけます。9月の名古屋は厳しい残暑が予想されますが,それに負けない熱い議論の場となりますよう皆様のご参加をお待ちしております。

日本描画テスト・描画療法学会第27回大会 大会長 馬場史津